製造業向け 段取り替え記録テンプレート
段取り替え記録は、品種を切り替えるのにかかった時間を残す表です。加工そのものの時間は測っていても、段取りの時間は測っていない工場が少なくありません。
段取り時間は、設備が止まっている時間です。ここが長いと、小ロットの注文を受けにくくなります。逆に短くできれば、まとめて作る必要が減り、在庫も減らせます。
このテンプレートは、内段取りと外段取りを分けて残し、短縮の手がかりが見える形にしたものです。
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ファイルを取得するうまく開けないときは info@syojin.com までご連絡ください。
このテンプレートは誰向けですか
- 段取り時間を短くしたい製造技術の方
- 内段取りと外段取りを分けて測りたい方
- 小ロットの受注に対応できる体制を作りたい方
どのような場面で使いますか
対象の設備を絞り、期間を決めて測ります。改善が終わったら次の設備へ移す形が続けやすくなります。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 日付
- 切替前品番
- 切替後品番
- 開始
- 終了
- 内段取(分)
- 外段取(分)
- 作業の内訳(分)
- 試し加工回数
- 延びた原因
- 作業者
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 段取り替え記録 【記入例】 | ||||||||||
| 工場・部署 | ○○製作所 第2工場 加工課 | |||||||||
| 設備 | NC旋盤 3号機 | |||||||||
| 日付 | 切替前 品番 | 切替後 品番 | 開始 | 終了 | 内段取 (分) | 外段取 (分) | 作業の内訳(分) | 試し加工 回数 | 延びた原因 | 作業者 |
| 8/3(月) | SH-20 | BR-05 | 10:30 | 11:05 | 35 | 12 | チャック交換12/芯出し8/試し加工10/測定5 | 3 | 田村 | |
| 8/4(火) | BR-05 | CL-11 | 14:20 | 14:48 | 28 | 10 | チャック交換10/芯出し8/試し加工6/測定4 | 2 | 田村 | |
| 8/5(水) | CL-11 | SH-20 | 13:10 | 13:58 | 48 | 15 | チャック交換12/芯出し10/試し加工18/測定8 | 5 | 寸法が出ず試し加工を繰り返した | 田村 |
| 8/6(木) | SH-20 | PN-03 | 9:40 | 10:07 | 27 | 8 | チャック交換10/芯出し7/試し加工6/測定4 | 2 | 西野 | |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。工場・部署・設備・測定期間などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
内段取りと外段取りの違い
段取り替えの作業は、内段取りと外段取りに分かれます。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 内段取り | 設備を止めないとできない作業(金型の交換、芯出しなど) |
| 外段取り | 設備が動いている間にできる作業(工具の準備、材料の運搬など) |
この2つを分けて記録することが、段取り短縮の出発点になります。合計の時間だけを測っていると、どこを削れるかが見えません。
段取り時間を短くする順番
段取り時間の短縮は、決まった順番で進めると効果が出やすくなります。実務では、次の順が広く使われています。
- 内段取りと外段取りを分ける
- 内段取りの中で、外段取りに移せるものを移す
- 残った内段取りの作業そのものを短くする
- 調整(試し加工と測定の繰り返し)を減らす
ポイントはここです。4つ目がもっとも時間を食っていることが多くあります。位置決めの治具や目盛りを用意すると、試し加工の回数が減ります。
段取り替え記録に残す項目
段取り替え記録に残す項目は、次の5つです。
- 切り替え前と後の品番
- 開始と終了の時刻、内段取りと外段取りそれぞれの時間
- 作業の内訳(金型交換、芯出し、試し加工、測定など)
- 試し加工の回数
- 予定より延びた場合の原因
試し加工の回数を残す欄は、忘れられがちです。回数が多い日と少ない日の違いを見ると、条件のばらつきに気づけます。
段取り替え記録を続けるために
段取り替え記録は、毎回書こうとすると負担になります。実務では、次の形にしている工場が多くあります。
- 全部の切り替えではなく、対象の設備を絞って測る
- 期間を決めて測り、改善したら次の設備へ移る
- 作業の内訳は、あらかじめ印刷した項目に時間を書き込むだけにする
2つ目の形にすると、記録が目的にならずに済みます。測り続けること自体には価値がないため、改善が終わったら次へ移る形が現実的です。
よくある質問
全部の設備で測る必要はありますか。
段取りの回数が多い設備や、切り替えに時間がかかる設備から始める形が一般的です。全設備を同時に測ると記録が負担になり、続かなくなります。
外段取りの時間も測るのですか。
測っておくと、内段取りに移してしまっている作業に気づけます。ただし外段取りは設備が止まっていないため、短縮の優先度は内段取りより低くなります。