品質管理

製造業向け QC工程表テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月23日 / 全10項目

QC工程表は、製品が材料から出荷されるまでの各工程で、何をどう管理するかを1枚にまとめた表です。QC工程図、コントロールプランと呼ばれることもあります。

取引先の監査や品質マネジメントシステムの審査で、最初に提示を求められることの多い書類でもあります。工程を知らない人が読んでも、どこで何を見ているかが分かる形にしておくと、説明が短く済みます。

このテンプレートは、工程順に管理項目を並べ、異常時の処置まで書ける形にしたものです。

QC工程表(Excel)を無料でダウンロード

会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelファイルのダウンロードが始まります。

ファイル形式

このテンプレートは誰向けですか

  • 取引先の監査でQC工程表の提示を求められた方
  • 工程ごとの管理項目を整理し直したい方
  • 異常時の処置まで決めておきたい方

どのような場面で使いますか

製品または製品群ごとに作ります。工程や管理方法を変えたときは、改訂の履歴を残して作り直します。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 工程No
  • 工程名
  • 設備・治具
  • 管理特性
  • 規格・基準
  • 測定方法
  • 頻度
  • 担当
  • 記録
  • 異常時の処置

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

QC工程表.xlsx — 記入例の一部
QC工程表 【記入例】
製品名・品番シャフト SH-20
管理番号QC-SH20-Rev.3
工程 No工程名設備・治具管理特性規格・基準測定方法頻度担当記録異常時の処置
10材料受入ミルシート・材質S45C・寸法公差内書類確認・ノギス入荷ロットごと資材受入検査記録受入を保留し、資材課長へ連絡。返品または特採の判断
20切断帯のこ盤切断長さ102.0 ±0.5 mmノギス初物と50本ごと作業者作業日報該当ロットを止め、前回良品まで戻して全数確認
30外径加工NC旋盤3号外径寸法φ20.00 ±0.02 mmマイクロメータ初物と20本ごと作業者検査成績書設備を止め、班長へ連絡。工具の摩耗を確認して再調整
30外径加工NC旋盤3号表面粗さRa 1.6 以下粗さ計初物と100本ごと検査員検査成績書切削条件を見直し、初物からやり直す
説明記入用記入例A4印刷用

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月23日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。製品名・品番・管理番号・制定・改訂日などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

QC工程表に載せる項目

QC工程表に載せる項目は、工程ごとに次の7つです。

項目中身
工程工程名、使用する設備
管理特性その工程で管理する項目(寸法、外観、温度など)
規格・基準目標値と許容範囲
測定方法使用する測定器、測定の位置
頻度全数、初物、抜き取り(何個に1回か)
記録どの帳票に残すか
異常時の処置外れたときに誰が何をするか

7つ目の異常時の処置を空欄にしないことが、この表を使える書類にします。管理項目を並べただけでは、外れたときの動きが決まりません。

QC工程表の管理特性の決め方

管理特性は、多く挙げるほど良いというものではありません。実務では、次の考え方で絞っている工場が多くあります。

  1. 後工程や客先で問題になる項目を優先する
  2. 工程の中で変動しやすい項目を選ぶ
  3. 測って記録が残せる項目にする

ポイントはここです。3つ目を外すと、表には書いてあるのに実際は測れていない、という状態が生まれます。監査ではそこを見られます。

QC工程表と実際の記録をつなぐ

QC工程表は、記録の欄に帳票の名前を書くことで、実際の記録とつながります。

一般には、次の形にしている工場が多くあります。

  • 記録の欄に、帳票の正式名称と管理番号を書く
  • その帳票の様式を、QC工程表と同じファイルに綴じる
  • 帳票を変えたときは、QC工程表の記録欄も直す

3つ目が抜けると、表に書かれた帳票が存在しない状態になります。帳票の名前を変えたときは、QC工程表を見直す手順にしておくと防げます。

QC工程表を見直すタイミング

QC工程表は、一度作って終わりではありません。実務では、次のタイミングで見直している工場が多くあります。

  • 工程や設備を変えたとき
  • 不適合が発生し、是正処置で管理方法を変えたとき
  • 客先から要求が変わったとき
  • 定期的な見直し(年1回など)

見直したときは、改訂の履歴を残す形にします。いつからどの管理方法だったかが分かると、過去のロットを追うときに役立ちます。

よくある質問

QC工程表と作業標準書の違いは何ですか。

QC工程表は工程全体を通して「何を管理するか」を示すもの、作業標準書は各工程で「どう作業するか」を示すものです。QC工程表から作業標準書へ、記録欄から帳票へとたどれる形にしておくと、体系が説明しやすくなります。

製品ごとに作る必要がありますか。

製品または製品群ごとに作る形が一般的です。工程と管理特性が同じ製品はまとめ、規格値の欄だけを分けている工場もあります。

関連するテンプレート