製造業向け 金型管理台帳テンプレート
金型管理台帳は、工場にある金型の情報を1か所に集める表です。どの型がどこにあり、どの品番に使い、これまで何ショット打ったか。この3つが分かる状態にしておくと、生産の直前に探し回ることがなくなります。
金型は、使うほど摩耗します。累計のショット数を残しておくと、寿命が近づいたときに気づけます。突然の破損で生産が止まる場面を減らせます。
このテンプレートは、台帳としての情報と、使用状況の両方を1枚で持つ形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 金型の寿命が近いことに事前に気づきたい方
- 支給型と自社型を区別して管理したい方
- 型の保管場所を探す時間を減らしたい方
どのような場面で使いますか
工場にある金型を1枚に集めます。ショット数は月末に更新し、久しぶりに使う型は生産前に点検します。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 型番
- 型の名称
- 対応品番
- 対応設備
- 所有者
- 製作年月
- 保管場所
- 累計ショット数
- 寿命の目安
- 前回メンテ
- 前回使用日
- 状態
- 備考
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 金型管理台帳 【記入例】 | ||||||||||||
| 工場・部署 | ○○製作所 第1工場 プレス課 | |||||||||||
| 作成日 | 2026年8月1日 | |||||||||||
| 型番 | 型の名称 | 対応品番 | 対応設備 | 所有者 | 製作年月 | 保管場所 | 累計 ショット数 | 寿命の 目安 | 前回 メンテ | 前回 使用日 | 状態 | 備考 |
| D-101 | ブラケット 抜き型 | BR-05 | 80tプレス 1号 | 自社 | 2020/3 | A-2-3 | 412,000 | 500,000 | 2026/5/18 | 2026/8/6 | 良 | 寿命の8割を超過 |
| D-102 | ブラケット 曲げ型 | BR-05 | 80tプレス 1号 | 自社 | 2020/3 | A-2-4 | 408,500 | 600,000 | 2026/5/18 | 2026/8/6 | 良 | |
| D-115 | プレート 抜き型 | PL-08 | 110tプレス 2号 | ○○重工(支給) | 2022/7 | B-1-1 | 186,000 | 400,000 | 2026/6/22 | 2026/7/14 | 良 | 支給型。改造・廃棄は要承認 |
| D-118 | ワッシャ 抜き型 | WS-02 | 45tプレス 3号 | 自社 | 2023/2 | A-3-2 | 1,240,000 | 1,000,000 | 2026/7/30 | 2026/8/12 | 要確認 | 寿命を超過。補修3回目を検討 |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。工場・部署・作成日・管理者などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
金型管理台帳に載せる項目
金型管理台帳に載せる項目は、3つの層に分かれます。
| 層 | 項目 |
|---|---|
| 型を特定する | 型番、名称、製作年月、製作メーカー、所有者 |
| どこで何に使うか | 対応品番、対応設備、取付方法、保管場所 |
| 使用の状況 | 累計ショット数、前回メンテ日、次回の目安、状態 |
所有者の欄を持たせておくと、支給型と自社型を取り違えません。客先から預かっている型は、勝手に改造も廃棄もできません。
累計ショット数をどう数えるか
累計ショット数は、金型の寿命を見るときの目安になります。実務では、次の形で数えている工場が多くあります。
- 生産の記録(作業日報)から、生産数を月ごとに拾って足す
- 設備にカウンターがある場合は、その値を月末に転記する
- 段取り替えのたびに、その回のショット数を記録する
ポイントはここです。どの方法でも、数え始めた時点を台帳に書いておく形にします。途中から数え始めた場合、それ以前の分が抜けていることが分かるようにしておきます。
金型のメンテナンスの周期
金型のメンテナンスは、ショット数で決める場合と、期間で決める場合があります。
一般には、次の形をとっている工場が多くあります。
- 一定のショット数ごとに、分解して清掃と点検を行う
- 生産の終了時に、防錆処理をして保管する
- 長期間使っていない型は、生産の前に点検する
3つ目は見落とされがちです。半年以上使っていない型は、錆や変形が出ていることがあります。台帳に「前回使用日」の列を持たせておくと、久しぶりの生産に気づけます。
金型の保管場所を台帳で管理する
金型は重量物で、置き場所が限られます。台帳に保管場所を書いておくと、探す時間が減ります。
実務では、次の形にしている工場が多くあります。
- 保管棚に番地(列と段)を振り、台帳に記録する
- 型を動かしたら、その日に台帳を直す
- 外注先に預けている型は、預け先と預けた日を書く
3つ目が抜けると、どこにあるか分からない型が生まれます。外注が変わったときに追えなくなるため、預け先の記録は台帳に持たせておく形が安全です。
よくある質問
客先から支給された型はどう管理しますか。
所有者の欄に客先名を書き、自社の型と区別する形が一般的です。返却や廃棄には客先の指示が必要になるため、預かった日と契約の有無も残しておくと確実です。
寿命の目安はどう決めますか。
型メーカーの想定ショット数を出発点にし、実際の摩耗の状況を見て調整する形が広く使われています。同じ型で複数回の補修を行っている場合は、補修の回数も判断の材料になります。