製造業向け 設備点検表テンプレート
設備点検表は、設備が使える状態かどうかを毎日確かめて残す表です。多くの工場では、作業者が始業時に確認する形をとっています。
点検の目的は、異常を早く見つけることです。ただし、見つけたあとに何をすればいいかが表に書いていないと、印だけが残って現場は止まりません。
このテンプレートは、判定の付け方と、そのとき誰に何をするかを表の中に書き、異常が出たあとの連絡・処置・再開までを1枚で追える形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 始業時の点検を形だけにしたくない方
- 判定の基準を項目ごとに決めておきたい方
- 異常時の連絡先を表の中に入れたい方
どのような場面で使いますか
設備ごとに1か月に1枚使います。始業時に確認し、月が終わったら保全担当がまとめて保管する形です。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 点検項目
- 判定の基準
- 3(月)
- 4(火)
- 5(水)
- 6(木)
- 7(金)
- 8(土)
- 点検者
- 気づいたこと(詳しくは下の記録へ)
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 設備点検表 | ||
| この表について | 設備の日常点検を1か月ぶん記録する表です。○△×の付け方と、そのとき誰に何をするかを表の中に書いてあります。異常が出たときは、下の欄に連絡・作業の可否・処置・確認・再開までを残せます。 | |
| シート構成 | 記入用 … パソコンで入力して使うシート(空欄) 記入例 … 書き方の見本 A4印刷用 … 印刷して手書きで使うシート。A4の1ページに収まります | |
| 使い方 | 1. 判定の決まりは「説明」シートに書いてあります 2. △・×を付けたら、下の「異常があったときの記録」に必ず1行足します。点検表の欄には記録の番号だけを書きます 3. 止めた設備は、確認者が再開日時を書くまで動かしません。処置が終わっただけでは再開しません 4. 数値を書く欄を1つか2つ入れると、見ないと書けない欄ができます 5. 点検項目は10個以内に絞ると、始業時に終わる量になります | |
| 判定の付け方と、そのとき何をするか(点検する前に読む) | ○ 異常なし … そのまま作業を始める。 △ 軽微な異常 … 作業は続けてよい。その日のうちに下の記録に書き、班長に伝える。(にじむ程度の漏れ/少し違う音/消耗品が少ない) × 使用不可 … 設備を止める。作業を始めない。すぐ班長と保全課へ連絡し、下の記録に書く。(漏れが続く/異音・異臭・発熱/安全装置が効かない) 安全装置の×は、生産の都合にかかわらず作業者の判断で止めてよい。止めたことを責めない。迷ったら×でよい。 止めた設備は、確認者が再開日時を書くまで動かさない。処置が終わっただけでは再開しない。 | |
| 更新日 | 2026-09-15 | |
| 配布元 | 商い屋 製造(https://seizo.akinaiya.com) | |
| 【免責】本様式は一般的な項目を整理した参考資料です。法令で定められた様式そのものではありません。必要な記載事項・保存期間・提出先は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。実際の義務内容は所管行政庁または専門家にご確認ください。 | ||
| 設備点検表(日常点検) | |||||
| 工場・部署 | 設備名・管理番号 | ||||
| 年月 | 異常時の連絡先 | ||||
| 点検項目 | 判定の基準 | 3 (月) | 4 (火) | 5 (水) | 6 (木) |
| 油漏れ・水漏れ | 機械の下と周囲に漏れがない | ||||
| 異音・振動 | 始動時と加工中に普段と違う音がない | ||||
| 油圧計の値 | 3.5〜4.5 MPa の範囲内 | ||||
| 潤滑油の量 | 油面計の上限と下限の間 | ||||
| 切削油の量・状態 | 規定量あり。濁りや異臭がない | ||||
| チャックの把持 | 爪に傷や摩耗がなく、確実に把持する | ||||
| 非常停止ボタン | 押すと確実に停止する | ||||
| 安全カバー・扉 | 破損がなく、開くと運転が止まる | ||||
| 切りくずの除去 | 機内と周囲に堆積がない | ||||
| エアフィルター | ドレンが溜まっていない | ||||
| (空欄があと1行つづきます) | |||||
| 異常があったときの記録(△・×を付けたら必ず書く。左から起きた順番に埋める。「見つけた状態」は見つけた人、「処置」は直した人、「確認者・再開日時」は確認した人が書く) | |||||
| 発生日・点検項目 | 異常の内容 | 判定 | 続けた/止めた | 連絡先・時刻 | |
| (空欄があと1行つづきます) | |||||
| 点検者(記入) | 確認(班長) | ||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 製造 https://seizo.akinaiya.com (2026-09-15 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は10列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 設備点検表(日常点検) 【記入例】 | |||||
| 工場・部署 | ○○製作所 第2工場 加工課 | 設備名・管理番号 | |||
| 年月 | 2026年8月 | 異常時の連絡先 | |||
| 点検項目 | 判定の基準 | 3 (月) | 4 (火) | 5 (水) | 6 (木) |
| 油漏れ・水漏れ | 機械の下と周囲に漏れがない | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 異音・振動 | 始動時と加工中に普段と違う音がない | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 油圧計の値 | 3.5〜4.5 MPa の範囲内 | 4.0 | 4.1 | 4.0 | 3.9 |
| 潤滑油の量 | 油面計の上限と下限の間 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 切削油の量・状態 | 規定量あり。濁りや異臭がない | ○ | ○ | ○ | △ |
| チャックの把持 | 爪に傷や摩耗がなく、確実に把持する | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 非常停止ボタン | 押すと確実に停止する | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 安全カバー・扉 | 破損がなく、開くと運転が止まる | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 切りくずの除去 | 機内と周囲に堆積がない | ○ | ○ | ○ | ○ |
| エアフィルター | ドレンが溜まっていない | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 異常があったときの記録(△・×を付けたら必ず書く。左から起きた順番に埋める。「見つけた状態」は見つけた人、「処置」は直した人、「確認者・再開日時」は確認した人が書く) | |||||
| 発生日・点検項目 | 異常の内容 | 判定 | 続けた/止めた | 連絡先・時刻 | |
| No.1 / 8/7 / 油漏れ・水漏れ | 主軸の下に油のにじみ。床に垂れてはいない | △ | 続けた(作業可) | 班長 内田 8/7 9:10 保全課 8/7 9:15 | |
| No.2 / 8/6 / 切削油の量・状態 | 濁りと異臭。加工面にムラが出始めた | △ | 続けた(当日限り) | 班長 内田 8/6 13:30 | |
| 点検者(記入) | 確認(班長) | ||||
| 田村 健一 | 内田 亮 | ||||
| 備考 | |||||
| 同じ項目で△が続くときは、保全記録に残して整備の計画に載せる。8月は油漏れが2回(記録 No.1・7月にも1件)。 | |||||
| 商い屋 製造 https://seizo.akinaiya.com (2026-09-15 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は10列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 設備点検表(日常点検) | |||||
| 工場・部署 | 設備名・管理番号 | ||||
| 年月 | 異常時の連絡先 | ||||
| 点検項目 | 判定の基準 | 3 (月) | 4 (火) | 5 (水) | 6 (木) |
| 油漏れ・水漏れ | 機械の下と周囲に漏れがない | ||||
| 異音・振動 | 始動時と加工中に普段と違う音がない | ||||
| 油圧計の値 | 3.5〜4.5 MPa の範囲内 | ||||
| 潤滑油の量 | 油面計の上限と下限の間 | ||||
| 切削油の量・状態 | 規定量あり。濁りや異臭がない | ||||
| チャックの把持 | 爪に傷や摩耗がなく、確実に把持する | ||||
| 非常停止ボタン | 押すと確実に停止する | ||||
| 安全カバー・扉 | 破損がなく、開くと運転が止まる | ||||
| 切りくずの除去 | 機内と周囲に堆積がない | ||||
| エアフィルター | ドレンが溜まっていない | ||||
| 異常があったときの記録(△・×を付けたら必ず書く。左から起きた順番に埋める。「見つけた状態」は見つけた人、「処置」は直した人、「確認者・再開日時」は確認した人が書く) | |||||
| 発生日・点検項目 | 異常の内容 | 判定 | 続けた/止めた | 連絡先・時刻 | |
| (空欄があと1行つづきます) | |||||
| 点検者(記入) | 確認(班長) | ||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 製造 https://seizo.akinaiya.com (2026-09-15 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は10列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 16 KB |
| 更新日 | 2026年9月15日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。工場・部署・設備名・管理番号・年月などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
設備点検表に載せる項目
設備点検表に載せる項目は、設備の種類によって変わります。共通して置かれることが多いのは、次の6つです。
| 分類 | 点検の内容 |
|---|---|
| 外観 | 油漏れ、水漏れ、破損、ボルトの緩み |
| 動作 | 異音、振動、動きの滑らかさ |
| 計器 | 圧力、温度、油量が基準内か |
| 安全装置 | 非常停止、インターロック、カバー |
| 清掃 | 切りくずの除去、フィルターの状態 |
| 消耗品 | 切削油、潤滑油、フィルターの残量 |
判定の基準を項目ごとに書いておくと、点検する人が変わっても同じ判断になります。「異常なし」だけの表では、何を見て異常なしとしたのかが伝わりません。
設備点検表の△を付ける基準を決めておく
○と×は迷いません。迷うのは△です。△の基準が書いていない点検表では、同じ状態を人によって○にしたり×にしたりします。
このテンプレートでは、判定の決まりを「説明」シートに書いています。
| 判定 | 状態 | そのときすること |
|---|---|---|
| ○ | 基準のとおり | そのまま作業を始める |
| △ | 軽微な異常 | 作業を続けてよい。その日のうちに記録に書き、班長に伝える |
| × | 使用不可 | 設備を止める。作業を始めない。すぐ班長と保全へ連絡する |
ポイントはここです。△は「作業を続けてよい」と書き切っておくと、報告が上がります。作業を止められるかもしれないと思わせると、現場は黙って○を付けます。
設備点検表で異常が出たあと、作業していいのか
点検で異常が出たとき、作業者がその場で知りたいのは「自分は作業を始めていいのか」です。この一言が表にないと、判断は人によって変わります。
このテンプレートでは、異常があったときの記録に「作業の可否」の欄を置いています。書く順番は、実際に起きる順番と同じです。
- 異常の内容(見つけた人がその場で書く)
- 判定(○△×)
- 作業の可否(続けた/止めた)
- 連絡した相手と時刻(誰に伝えたか)
- 処置の内容と処置日(直した人が書く)
- 確認者と再開日時(確認するまで動かさない)
6つ目が要です。処置が終わっただけでは再開しません。確認者が再開日時を書いた時点ではじめて動かす形にすると、直ったつもりのまま動き出すことがなくなります。
安全装置の異常は、生産の都合で曖昧になりやすい部分です。止める判断は作業者が単独で行ってよい、止めたことを責めない、と決めておくと報告が上がりやすくなります。
設備点検表に記入者と承認者を残す
この様式には、点検した人・確認した班長・承認した保全の責任者の欄を置いています。
誰も見ていない点検表は、書かれなくなっても気づけません。月が終わったときに確認の欄が空いていれば、その月は誰も見ていなかった、と後から分かります。
設備点検表と保全記録のつながり
設備点検表は日々の確認、保全記録は行った整備の履歴です。この2つがつながっていると、故障の予兆をたどれます。
一般には、次の形にしている工場が多くあります。
- 点検で異常を見つけたら、保全記録に依頼として記録する
- 保全を行ったら、点検表の記録に処置日と確認者を書く
- 同じ項目で異常が繰り返される設備を、月ごとに確認する
3つ目は、更新や大きな整備を検討する材料になります。
よくある質問
△と×の線引きが人によって変わってしまいます。
この様式では、判定の決まりを表の中に置いています。まずは「設備を止めるかどうか」だけで分けると揃いやすくなります。止めずに作業できるものが△、止めるものが×です。迷ったら×にしてよい、と決めておくと、判断の速さも揃います。
異常を見つけた作業者は、作業を始めてよいのですか。
△であれば作業して差し支えありません。×のときは設備を止め、作業を始めません。表の「作業の可否」の欄に、そのとき続けたのか止めたのかを書き残す形にしています。判断が記録に残るので、後から同じ状況が起きたときの目安になります。
法令で決められた点検はどう扱いますか。
フォークリフトやクレーン、プレス機械などは、労働安全衛生法に基づく点検が定められています。それらは専用の様式で管理し、この表は法定点検の対象外の設備や、日常の確認に使う形が扱いやすくなります。
点検表は誰が保管しますか。
現場に月ごとに掲示し、月が終わったら班長が確認し、保全担当がまとめて保管する形が広く使われています。異常の記録が残っている月は、保全記録と一緒に綴じている工場もあります。