製造業向け 健康診断個人票テンプレート
健康診断個人票は、健康診断の結果を労働者ごとにまとめ、5年間保存する書類です。
結果の用紙をそのまま綴じている事業場もあります。それでも個人票の形にしておくと、年ごとの変化が1枚で追えるようになります。
このテンプレートは、一般健康診断の項目を年度で横に並べ、医師の意見と就業上の措置まで同じ紙に残せる形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 健診の結果票をそのまま綴じている工場の方
- 医師の意見と就業上の措置を記録に残したい方
- 年ごとの数値の変化を追いたい方
どのような場面で使いますか
1人につき1枚。健診の結果が届くたびに1列を足し、5年間保存する形です。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 検査の項目
- 2024年度
- 2025年度
- 2026年度
- 基準
- 所見
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 健康診断個人票 【記入例】 | |||||
| 事業場名 | ○○製作所 第1工場 | ||||
| 氏名 | 西野 亮 | ||||
| 検査の項目 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 | 基準 | 所見 |
| 受診年月日 | 2024/05/20 | 2025/05/19 | 2026/05/18 | — | 定期健康診断 |
| 既往歴・業務歴 | 特記なし | 特記なし | 特記なし | — | |
| 自覚症状・他覚症状 | 無 | 無 | 無 | — | |
| 身長 / 体重 / 腹囲 | 172 / 68 / 82 | 172 / 71 / 85 | 172 / 74 / 89 | 腹囲85未満 | 腹囲の増加が続いている |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。事業場名・氏名・性別 / 生年月日などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 労働安全衛生法第66条の3および労働安全衛生規則第51条は、健康診断の結果にもとづき健康診断個人票を作成し、5年間保存することを事業者に求めています。同法第66条の4は、異常の所見があると診断された労働者について、医師等の意見を聴くことを定めています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
健康診断個人票に載せる項目
健康診断個人票には、健康診断の結果を記載します。定期健康診断で行う項目は、規則で定められています。
- 既往歴および業務歴の調査
- 自覚症状および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、腹囲、視力および聴力の検査
- 胸部エックス線検査(および喀痰検査)
- 血圧の測定
- 貧血検査、肝機能検査、血中脂質検査、血糖検査
- 尿検査
- 心電図検査
一定の年齢や条件によって、医師の判断で省略できる項目があります。省略した項目は、その旨が分かる形にしておくと後から説明できます。
特殊健康診断は別の個人票になる
有害な業務に従事する労働者については、一般健康診断とは別に特殊健康診断が定められています。
| 対象となる業務の例 | 実施の頻度 |
|---|---|
| 有機溶剤を扱う業務 | 6か月以内ごとに1回 |
| 特定化学物質を扱う業務 | 6か月以内ごとに1回 |
| 鉛を扱う業務 | 6か月以内ごとに1回 |
| じん肺の対象となる粉じん作業 | じん肺法にもとづく管理区分による |
保存期間も業務によって異なり、一般健康診断より長い期間が定められているものがあります。ポイントはここです。対象者は、労働者名簿の「従事する業務」の欄から洗い出す形になります。
医師の意見を聴くということ
異常の所見があると診断された労働者については、就業上の措置について医師等の意見を聴くことが求められています。
実務では、次の順序で進めている事業場が多くあります。
- 結果が届いたら、有所見の人を一覧にする
- 産業医(または地域産業保健センター)へ意見を求める
- 意見の内容を個人票に記載する
- 必要な措置を決め、本人へ説明する
意見を聴いた日と内容を個人票に残しておくと、措置の根拠が1枚でたどれます。
就業上の措置の区分
医師の意見は、就業上の措置として3つの区分で示される形が一般的です。
- 通常勤務
- 就業制限(労働時間の短縮、深夜業の回数の減少、作業の転換など)
- 要休業
交替勤務のある工場では、深夜業の回数を減らす措置が出ることがあります。実施した内容と時期を個人票に書いておくと、翌年の健診のときに経過が分かります。
保存と、本人への通知
健康診断個人票は、5年間保存することとされています。健康診断の結果は、本人へ通知することも求められています。
実務では、次の形がとられています。
- 個人票は施錠できる場所に保管し、見られる担当者を限定する
- 結果の写しを本人へ渡し、渡した日を記録する
- 電子で保存する場合も、アクセスできる人を絞る
健康情報は機微な個人情報にあたります。人事評価に用いない旨を含め、取扱いのルールを社内で定めておく形が広く行われています。
安全衛生委員会での扱い
健康診断の結果にもとづく措置は、安全衛生委員会の審議事項に挙げられています。
委員会では、個人が特定される情報を出さない形で、有所見率や措置の実施状況といった全体の状況を共有する形が一般的です。個人票そのものを委員会に回すことはありません。
よくある質問
健診機関の結果票をそのまま綴じてもよいですか。
結果票を個人票として保存している事業場もあります。医師の意見や就業上の措置を記載する欄が無い場合は、この様式に転記しておくと1枚で経過をたどれます。
パートの方も個人票が必要ですか。
健康診断の対象となる「常時使用する労働者」について作成する形になります。契約期間と週の所定労働時間の2つで判断する考え方が示されています。
退職した人の個人票はどうしますか。
保存期間が終わるまでは残しておく形になります。期間が過ぎたものは、個人情報として適切に廃棄する形が一般的です。