製造業向け 在庫管理表テンプレート
在庫管理表は、材料や部品が今どれだけあるかを追う表です。入った数と出た数を書き、残りを計算する。仕組みは単純ですが、続けるのが難しい表でもあります。
在庫が帳簿と合わない原因の多くは、盗難ではなく記録の抜けにあります。入庫のときに数えていない、出庫のときに書いていない、返品や不良の処理が残っていない。この3つで説明がつく場合が大半です。
このテンプレートは、書く欄を絞り、発注点との比較を自動で見られる形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 在庫が帳簿と合わない原因を減らしたい方
- 発注点を決めて欠品を防ぎたい方
- ロット番号までたどれる形にしたい方
どのような場面で使いますか
品目ごとに入出庫のたびに1行を書きます。不良や返品も1行として残すと、帳簿がずれにくくなります。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 日付
- 品名・品番
- 単位
- 仕入先
- 入庫
- 出庫
- 残数
- 発注点
- 発注要否
- ロット番号
- 伝票番号
- 備考
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 在庫管理表 【記入例】 | |||||||||||
| 工場・部署 | ○○製作所 資材課 | ||||||||||
| 年月 | 2026年8月 | ||||||||||
| 日付 | 品名・品番 | 単位 | 仕入先 | 入庫 | 出庫 | 残数 | 発注点 | 発注 要否 | ロット番号 | 伝票番号 | 備考 |
| 8/3(月) | 丸棒 S45C φ22×4000 | 本 | ○○鋼材 | 120 | 312 | 150 | — | M-260728-A | N-2608-011 | ||
| 8/4(火) | 丸棒 S45C φ22×4000 | 本 | — | 48 | 264 | 150 | — | M-260728-A | S-2608-042 | SH-20 加工分 | |
| 8/5(水) | 鋼板 SPCC t2.0 | 枚 | △△鋼材 | 30 | 86 | 100 | 要 | M-260710-B | S-2608-045 | ||
| 8/6(木) | 鋼板 SPCC t2.0 | 枚 | △△鋼材 | 200 | 286 | 100 | — | M-260805-C | N-2608-014 | リードタイム5日 | |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。工場・部署・年月・記入者などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
在庫管理表に載せる項目
在庫管理表に載せる項目は、次の3つに分かれます。
| 種類 | 項目 |
|---|---|
| 品目の情報 | 品名、品番、単位、保管場所、仕入先 |
| 動き | 日付、入庫数、出庫数、残数、伝票番号 |
| 判断のための値 | 発注点、発注量、リードタイム |
発注点を持たせておくと、残数を見るだけで発注の判断ができます。毎回計算していると、忙しい日に飛ばされます。
発注点の決め方
発注点は、在庫がどこまで減ったら発注するかの目安です。実務では、次の考え方で決めている工場が多くあります。
- リードタイム(発注から入荷までの日数)を確認する
- その期間に使う量を、過去の実績から出す
- 予備として一定量を足す
ポイントはここです。3つ目の量をどれだけ持つかで、欠品のリスクと在庫のコストが変わります。止まると影響が大きい品目は多めに、代替が利く品目は少なめに、という配り方になります。
在庫が合わない原因を減らす
在庫が合わないときは、記録の運用を見直すと改善することが多くあります。実務では、次の形にしている工場が多くあります。
- 入庫は、検収した人がその場で書く
- 出庫は、持ち出した人がその場で書く
- 不良や返品も、必ず1行として記録する
3つ目が抜けている工場は少なくありません。不良で捨てた分を書かないと、帳簿だけが減らない状態になります。
在庫管理表と棚卸のつながり
在庫管理表は、帳簿上の数です。棚卸は、実際に数えた数です。この2つを比べて、差があれば原因を確認します。
一般には、次の順で進めている工場が多くあります。
- 棚卸で実際の数を数える
- 帳簿の数と比べ、差の大きい品目を特定する
- その品目の入出庫の記録をさかのぼって確認する
- 差の原因が分かったら、記録の運用を直す
4つ目まで行うと、次回の差が小さくなります。差を帳簿に合わせるだけで終わると、同じ差が毎回出ます。
よくある質問
品目が多い場合はどう管理しますか。
金額や重要度で品目を分け、重要なものだけを日々管理する形が広く使われています。金額の大きい上位の品目で全体の大半を占めることが多いため、そこから始めると効果が出やすくなります。
ロット番号も管理できますか。
ロット番号の列を足す形で管理できます。追跡が求められる材料では、入庫時のロット番号と、それをどの製造ロットに使ったかを残しておくと、後からたどれます。