製造業向け 安全衛生委員会議事録テンプレート
安全衛生委員会 議事録は、毎月の委員会で何を話し、何を決めたかを残す書類です。
製造業では、常時使用する労働者が50人以上の事業場に設置が求められます。開催そのものよりも、議事の周知と記録の保存が抜けやすい部分になります。
このテンプレートは、出席者の構成・審議した事項・決めたこと・周知の方法を1枚にまとめ、翌月への持ち越しも追える形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 毎月の委員会の議事録の様式をそろえたい方
- 議事の周知まで記録に残したい方
- 決めたことが翌月に持ち越されがちな工場の方
どのような場面で使いますか
委員会1回につき1枚。冒頭で前回の持ち越しを確認し、最後に周知の方法を書く形です。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 開催日時
- 本年度の回数
- 場所
- 常時使用する労働者数
- 議長
- 記録者
- 事業者側の委員
- 出欠
- 労働者側の委員
- 前回からの持ち越し
- 状況
- 審議1 労働災害
- 決めたこと
- 審議2 リスクアセスメント
- 審議3 健康診断
- 審議4 その他
- 議事の周知
- 周知の方法
- 次回の予定
- 記録の保存
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 安全衛生委員会 議事録 【記入例】 | |||
| 事業場名 | ○○製作所 第1工場 | ||
| 作成日 | 2026年8月19日 | ||
| 項目 | 記入欄 | 項目 | 記入欄 |
| 開催日時 | 2026年8月19日 16:00〜17:00 | 本年度の回数 | 5回目(前回 7月15日) |
| 場所 | 本館2階 会議室 | 常時使用する労働者数 | 78名 |
| 議長 | 工場長 相馬 直人(統括安全衛生管理者) | 記録者 | 総務課 平山 亜衣 |
| 事業者側の委員 | 大村 悟(安全管理者)/平山 亜衣(衛生管理者)/産業医 田所医師 | 出欠 | 全員出席 |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 13 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。事業場名・作成日などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
- 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
- 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
- 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
- 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- 労働安全衛生法第17条から第19条は、一定の規模および業種の事業場に安全委員会・衛生委員会(またはこれらに代わる安全衛生委員会)の設置を求めています。労働安全衛生規則第23条は、委員会を毎月1回以上開催し、議事の概要を労働者に周知するとともに、議事で重要なものに係る記録を3年間保存することを定めています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
委員会の設置が求められる規模
委員会の設置が求められる規模は、業種と人数によって決まります。
| 事業場の規模 | 求められるもの |
|---|---|
| 常時50人以上(製造業など) | 安全委員会と衛生委員会(両方に代えて安全衛生委員会を設置できる) |
| 常時10人以上50人未満 | 安全衛生推進者の選任 |
50人未満の事業場でも、関係労働者の意見を聴くための機会を設けることが求められています。委員会の形をとらない場合も、話し合いの記録を残しておくと、意見を聴いた事実が示せます。
委員の構成
委員会の構成には、決まりがあります。
- 議長は、総括安全衛生管理者、または事業の実施を統括管理する者
- 議長以外の委員の半数は、労働者の過半数で組織する労働組合等の推薦にもとづき指名する
- 衛生に関する委員会には、産業医と衛生管理者を含める
- 安全に関する委員会には、安全管理者を含める
ポイントはここです。労働者側の推薦にもとづく委員が半数を占めているかどうかは、議事録の出席者欄で確かめられます。職名まで書いておくと、構成が分かる形になります。
毎月1回以上という頻度
委員会は、毎月1回以上開催することとされています。
生産の繁忙で開催を飛ばしてしまうと、その月の記録が残りません。実務では、次の形がとられています。
- 開催日を月の第◯週◯曜日と固定する
- 産業医の訪問日に合わせる
- 出席できない委員には、事前に意見を書面で出してもらう
議事録に「本年度◯回目」と書いておくと、年間の回数が数えやすくなります。
審議する事項
委員会で審議する事項は、法令に挙げられています。製造業でよく取り上げられるのは、次のものです。
- 労働災害の原因および再発防止対策
- 危険性または有害性等の調査(リスクアセスメント)とその結果にもとづく措置
- 安全衛生に関する計画の作成
- 定期自主検査・作業環境測定の結果と、それにもとづく措置
- 健康診断の結果にもとづく措置
- 長時間労働者への面接指導
- メンタルヘルス対策
災害が起きた月は、その原因と再発防止を必ず議題に入れる形が一般的です。
議事の周知と保存
委員会の議事の概要は、労働者に周知することとされています。周知の方法は、次のいずれかによる形が示されています。
- 見やすい場所に常時掲示する、または備え付ける
- 書面を労働者に交付する
- 電子的な方法で記録し、労働者が確認できるようにする
議事で重要なものに係る記録は、3年間保存することとされています。議事録の「周知」の欄に方法と日付を書いておくと、掲示した事実まで残ります。
持ち越しを追う
委員会で決めたことが実行されないまま次の月を迎える、という取りこぼしはよく起きます。
議事録に前回からの持ち越しの欄を設けておくと、毎月の冒頭で進み具合を確認する形になります。担当と期限まで書いておくと、止まっている項目が浮かび上がります。
よくある質問
50人未満の工場では委員会は不要ですか。
委員会の設置は求められませんが、安全衛生推進者の選任と、関係労働者の意見を聴く機会を設けることが求められています。話し合いの記録を残しておく形が一般的です。
安全委員会と衛生委員会は分ける必要がありますか。
両方の設置が求められる事業場では、それぞれに代えて安全衛生委員会を設置することができるとされています。1つにまとめて運営している事業場が多くあります。
産業医が出席できない月はどうしますか。
産業医は衛生に関する委員会の構成員とされています。出席できない場合の取扱いについては、事前に意見を提出してもらう形などがとられています。運用は産業医と相談して定めてください。