安全衛生

製造業向け 危険予知活動記録テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月23日 / 全7項目

危険予知活動記録は、作業を始める前に危ないところを出し合った内容を残す表です。KY活動、KYミーティングとも呼ばれます。

その日の作業を思い浮かべ、どこに危険があるかを挙げ、どうするかを決める。これを毎日行うことで、作業に入る前に危険が意識されます。

このテンプレートは、短時間で書ける形にしたうえで、その日の重点項目を1つに絞る欄を置いたものです。

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ファイル形式

このテンプレートは誰向けですか

  • 毎日のKY活動が同じ内容の繰り返しになっている方
  • その日の重点を1つに絞りたい方
  • 前日のヒヤリハットを活動につなげたい方

どのような場面で使いますか

始業時のミーティングで実施し、1行を書きます。月に一度読み返し、繰り返し挙がる危険は手順書に反映します。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 実施日
  • 本日の作業
  • 予想される危険
  • 対策
  • 本日の重点項目(1つ)
  • 参加者
  • 実施後の確認

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

危険予知活動記録.xlsx — 記入例の一部
危険予知活動記録 【記入例】
工場・部署○○製作所 第2工場 加工課
年月2026年8月
実施日本日の作業予想される危険対策本日の重点項目(1つ)参加者実施後の確認
8/17(月)SH-20 外径加工(NC旋盤3号)切りくずで手を切る/回転部への巻き込まれ切りくずはフックで除去する/完全停止を確認してから扉を開ける主軸の完全停止を目で確認してから手を入れる田村・西野・佐野守れた
8/18(火)BR-05 穴あけ(ボール盤2号)切りくずの飛来で目を痛める/手袋の巻き込まれ保護めがねを着用する/手袋は使わない保護めがねを外さずに作業する田村・西野守れた
8/19(水)SH-20 外径加工/材料の搬入台車の荷崩れ/通路でのフォークリフトとの接触積載は2段までにする/通路を渡る前に左右を確認する台車の積載を2段までにする田村・西野・佐野守れた
8/20(木)設備の段取り替え(チャック交換)重量物の落下による足の負傷/腰の負傷安全靴を着用する/2人で持ち上げるチャックの持ち上げは必ず2人で行う田村・中原・西野守れた
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 13 KB
更新日2026年8月23日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工場・部署・年月・リーダーなどの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

危険予知活動の4つの段階

危険予知活動は、4つの段階で進める形が広く使われています。

段階内容
1. 現状把握どんな危険がひそんでいるか
2. 本質追究これが危険のポイントだ
3. 対策樹立あなたならどうする
4. 目標設定私たちはこうする

4段階目で、その日の行動を1つに絞ります。3つも4つも決めると、どれも意識されません。1つに絞ると、その日の作業中に思い出せます。

危険予知活動を形だけにしない

危険予知活動は、毎日行うぶん、同じ内容の繰り返しになりやすい部分です。実務では、次の工夫をしている工場が多くあります。

  1. その日の作業に合わせて、具体的な場面を挙げる
  2. 前日のヒヤリハットがあれば、そこから始める
  3. 発言する人を毎日変える

ポイントはここです。2つ目は、活動どうしをつなげる形になります。ヒヤリハットが出た翌日に、同じ場面を全員で確認すると、記録が現場に返ってきます。

記録に残す項目

危険予知活動の記録に残す項目は、次の5つです。

  • 実施日、作業の内容、参加者
  • 予想される危険(複数)
  • それぞれの対策
  • 本日の重点項目(1つ)
  • 実施後の確認(守れたかどうか)

最後の欄は、作業が終わってから書きます。決めたことが守れたかどうかを振り返ると、実行できる目標かどうかが分かります。

危険予知活動と作業手順書

危険予知活動で挙がった危険が、作業手順書に反映されていないことがあります。実務では、次の形にしている工場が多くあります。

  • 同じ危険が繰り返し挙がる作業を月ごとに拾う
  • その作業の手順書を確認し、危険への言及がなければ追記する
  • 手順書を直したら、その旨を記録に残す

毎日の記録を月に一度読み返す時間を作ると、この確認ができます。読み返さない記録は、書くだけの作業になります。

危険予知活動を非定常作業の前に行う

危険予知活動は、いつもと違う作業の前にこそ効いてきます。

災害は、手順書のある定常作業より、非定常作業で起きやすいことが知られています。故障の対応、初めての段取り、応援に入った日。どれも、いつもの動きが通じない場面です。

実務では、次の形にしている工場が多くあります。

  • 非定常作業の前は、その場で短い危険予知活動を行う
  • 経験者が付き添う場合は、危険な箇所を先に共有する
  • 終わったあとに、気づいた点を記録に足す

3つ目まで行うと、次に同じ作業をするときの材料が残ります。年に数回しかない作業ほど、記録が役に立ちます。

よくある質問

毎日行う必要がありますか。

法令で日々の実施が義務づけられているわけではありません。多くの工場が始業時のミーティングと合わせて毎日行っています。非定常作業の前だけ実施する形をとっている工場もあります。

1人作業の場合はどうしますか。

1人で書き出す形(一人KY)をとっている工場があります。話し合いはできませんが、作業前に危険を書き出す行為そのものに意味があるためです。班長が内容を確認する運用にすると、見落としを補えます。

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