製造業向け 安全衛生管理規程テンプレート
安全衛生管理規程は、事業場の安全衛生をどう管理するかを定めた文書です。法令で作成が義務づけられているものではありませんが、体制を明確にするために多くの会社が持っています。
規程が要るのは、誰が何をするかが決まっていないと、法令上の義務が誰の担当にもならないからです。安全管理者の職務、委員会の運営、教育の実施。担当が決まっていないと、実施されないまま時間が過ぎます。
このテンプレートは、選任すべき者の職務と、実施すべき事項の担当を条として並べたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 製造業で安全衛生の書類を作成している方
- 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
- 今使っている様式を見直す参考にしたい方
どのような場面で使いますか
安全衛生の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 会社名
- 事業場名
- 労働者数
- 制定日
- 第1条(目的)
- 第2条(基本方針)
- 第3条(安全衛生管理体制)
- 第4条(総括安全衛生管理者の職務)
- 第5条(安全管理者の職務)
- 第6条(衛生管理者の職務)
- 第7条(産業医の職務)
- 第8条(安全衛生委員会)
- 第9条(危険性又は有害性等の調査)
- 第10条(安全衛生教育)
- 第11条(健康管理)
- 第12条(作業環境測定)
- 第13条(保護具)
- 第14条(災害が発生したときの措置)
- 第15条(規程の見直し)
文書のプレビュー
実際のファイルの記入例ページです。
| 安全衛生管理規程 【記入例】 | |
| 会社名 | 株式会社○○製作所 |
| 事業場名 | 本社工場 |
| 労働者数 | ○○名 |
| 前文 | この規程は、労働安全衛生法その他の法令に基づき、株式会社○○製作所 本社工場(以下「当工場」という。)における労働災害の… |
| 見出し | 内容 |
| 第1条(目的) | この規程は、当工場における安全衛生管理の体制を明らかにし、労働災害を防止するとともに、快適な職場環境を形成す… |
| 第2条(基本方針) | 当工場は、安全と健康の確保が事業活動の前提であることを認識し、法令を遵守する。 |
| 第3条(安全衛生管理体制) | 職・選任する者・選任の要件 |
| 第4条(総括安全衛生管理者の職務) | 安全管理者及び衛生管理者を指揮する。 |
ファイル形式
| 形式 | Word(.docx) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer |
| 用紙 | A4縦・余白20mmで設定済み |
| 構成 | 本文 / 記入例 / 説明 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Word 約 12 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
- 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
- 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
- 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
- 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
カスタマイズ方法
- 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
- 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。
利用上の注意
- 労働安全衛生法は、事業場の規模及び業種に応じて、総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者、産業医の選任と、安全衛生委員会の設置を求めています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
安全衛生管理規程に定める事項
安全衛生管理規程に定める事項は、次のとおりです。
| 定める事項 | 対応する条 |
|---|---|
| 基本方針 | 第2条 |
| 管理体制と職務 | 第3条〜第7条 |
| 安全衛生委員会 | 第8条 |
| 危険性又は有害性等の調査 | 第9条 |
| 安全衛生教育 | 第10条 |
| 健康管理 | 第11条 |
| 作業環境測定 | 第12条 |
| 保護具 | 第13条 |
| 災害が発生したときの措置 | 第14条 |
選任した者の職務を、具体的に書く
規程で形だけになりやすいのが、選任した者の職務の条です。 「安全管理者は安全に関する技術的事項を管理する」と法令の文言を写しただけでは、何をするのか分かりません。
具体的に書いてください。「毎週1回、作業場を巡視する」「危険を認めたときは作業を停止させる」「新たに設備を導入するときは事前に危険性を評価する」という形です。
巡視の頻度は、法令で定めのあるものと、自社で決めるものがあります。衛生管理者は少なくとも毎週1回の作業場等の巡視が求められています。自社の判断で頻度を上げる場合も、規程に書いておけば実施の根拠になります。
危険性の調査を、いつやるかで書く
危険性又は有害性等の調査(リスクアセスメント)は、いつやるかを決めておかないと実施されません。
設備を新設・変更するとき、原材料を変えるとき、作業の方法を変えるとき、災害が発生したとき。この4つの機会を条に書いてください。加えて、定期的な見直しの時期も決めます。
調査の結果に基づく措置は、優先順位を付けて実施します。すべてを一度にはできないので、リスクの大きいものから順に、期限を決めて進める形を規程に書いておきます。