製造業向け 品質報告書(顧客向け)
品質報告書は、不具合が発生したときに顧客へ提出する文書です。8D(8つの規律)の流れに沿った形式が、自動車や産業機械の分野で広く使われています。
報告書が突き返されるのは、原因が「作業者の確認不足」で止まっているときです。人の注意力に頼る対策は、対策として認められません。仕組みで防ぐところまで書く必要があります。
このテンプレートは、8Dの8つの段階に沿って項目を並べ、発生と流出の両方の原因を書く形にしています。
品質報告書(顧客向け)(Word)を無料でダウンロード
会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でWordファイルのダウンロードが始まります。
ダウンロードを開始しました
自動で始まらない場合は、下のボタンから取得してください。リンクの有効期限は14日間です。
ファイルを取得するうまく開けないときは info@syojin.com までご連絡ください。
このテンプレートは誰向けですか
- 製造業で品質管理の書類を作成している方
- 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
- 今使っている様式を見直す参考にしたい方
どのような場面で使いますか
品質管理の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 提出先
- 報告日
- 報告書番号
- 報告の区分
- D1 対応するチーム
- D2 問題の明確化
- D3 暫定対策(応急処置)
- D4 原因の特定
- D4-2 4Mの観点からの確認
- D5・D6 恒久対策と実施
- D6-2 効果の確認
- D7 水平展開
- D8 完了
- 暫定対策の完了
- 恒久対策の完了
- 効果の確認の完了予定
- 最終報告の予定
- 関連する文書の改訂
- 添付書類
文書のプレビュー
実際のファイルの記入例ページです。
| 品質報告書(是正処置報告) 【記入例】 | |
| 提出先 | 株式会社○○ 品質保証部 御中 |
| 報告日 | 令和8年9月5日 |
| 報告書番号 | QR-2608-003 |
| 前文 | このたびは、弊社が納入いたしました製品に不具合が発生し、貴社に多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上… |
| 見出し | 内容 |
| D1 対応するチーム | 役割・所属・氏名 |
| D2 問題の明確化 | 項目・内容 |
| D3 暫定対策(応急処置) | 対策・実施日・状況 |
| D4 原因の特定 | 発生の原因と流出の原因を分けて分析いたしました。 |
ファイル形式
| 形式 | Word(.docx) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer |
| 用紙 | A4縦・余白20mmで設定済み |
| 構成 | 本文 / 記入例 / 説明 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Word 約 11 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
- 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
- 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
- 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
- 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
カスタマイズ方法
- 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
- 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
8Dの8つの段階
8Dの8つの段階は、次のとおりです。
| D | 内容 |
|---|---|
| D1 | チームの編成 |
| D2 | 問題の明確化 |
| D3 | 暫定対策(応急処置) |
| D4 | 原因の特定 |
| D5 | 恒久対策の立案 |
| D6 | 恒久対策の実施と検証 |
| D7 | 再発防止(水平展開) |
| D8 | 完了とチームの称賛 |
発生と流出を、分けて分析する
品質報告で必ず分けるのが、なぜ不良が発生したか(発生原因)と、なぜ検出できなかったか(流出原因)です。 この2つを分けないと、対策が片方だけになります。
発生原因への対策は、そもそも不良を作らない仕組みです。治具の改良、条件の見直し、材料の変更など。
流出原因への対策は、作ってしまったものを外に出さない仕組みです。検査の追加、自動判定の導入、限度見本の整備など。両方の対策を書かないと、報告書として不十分です。
なぜなぜを、人で止めない
「作業者が確認しなかった」で止まる報告書は、対策が教育になります。もう一段掘ってください。
なぜ確認しなかったのか。確認する手順が決まっていなかったのか、確認しづらい配置だったのか、時間がなかったのか。仕組みの側に原因が見つかると、対策が具体的になります。
対策の効果は、期限を決めて確認します。「○月○日から○月○日までの○ロットで不良0件を確認」という形で、数字で示してください。