品質管理

製造業向け 品質報告書(顧客向け)

Word(.docx) / 最終更新:2026年8月23日 / 全19項目

品質報告書は、不具合が発生したときに顧客へ提出する文書です。8D(8つの規律)の流れに沿った形式が、自動車や産業機械の分野で広く使われています。

報告書が突き返されるのは、原因が「作業者の確認不足」で止まっているときです。人の注意力に頼る対策は、対策として認められません。仕組みで防ぐところまで書く必要があります。

このテンプレートは、8Dの8つの段階に沿って項目を並べ、発生と流出の両方の原因を書く形にしています。

品質報告書(顧客向け)(Word)を無料でダウンロード

会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でWordファイルのダウンロードが始まります。

このテンプレートは誰向けですか

  • 製造業で品質管理の書類を作成している方
  • 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
  • 今使っている様式を見直す参考にしたい方

どのような場面で使いますか

品質管理の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 提出先
  • 報告日
  • 報告書番号
  • 報告の区分
  • D1 対応するチーム
  • D2 問題の明確化
  • D3 暫定対策(応急処置)
  • D4 原因の特定
  • D4-2 4Mの観点からの確認
  • D5・D6 恒久対策と実施
  • D6-2 効果の確認
  • D7 水平展開
  • D8 完了
  • 暫定対策の完了
  • 恒久対策の完了
  • 効果の確認の完了予定
  • 最終報告の予定
  • 関連する文書の改訂
  • 添付書類

文書のプレビュー

実際のファイルの記入例ページです。

品質報告書(顧客向け).docx — 記入例の一部
品質報告書(是正処置報告) 【記入例】
提出先株式会社○○ 品質保証部 御中
報告日令和8年9月5日
報告書番号QR-2608-003
前文このたびは、弊社が納入いたしました製品に不具合が発生し、貴社に多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上…
見出し内容
D1 対応するチーム役割・所属・氏名
D2 問題の明確化項目・内容
D3 暫定対策(応急処置)対策・実施日・状況
D4 原因の特定発生の原因と流出の原因を分けて分析いたしました。
本文記入例説明

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Word(.docx)
対応Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer
用紙A4縦・余白20mmで設定済み
構成本文 / 記入例 / 説明
マクロ使用していません
ファイルサイズWord 約 11 KB
更新日2026年8月23日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
  2. 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
  3. 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
  4. 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
  5. 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。

カスタマイズ方法

  • 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
  • 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

8Dの8つの段階

8Dの8つの段階は、次のとおりです。

D内容
D1チームの編成
D2問題の明確化
D3暫定対策(応急処置)
D4原因の特定
D5恒久対策の立案
D6恒久対策の実施と検証
D7再発防止(水平展開)
D8完了とチームの称賛

発生と流出を、分けて分析する

品質報告で必ず分けるのが、なぜ不良が発生したか(発生原因)と、なぜ検出できなかったか(流出原因)です。 この2つを分けないと、対策が片方だけになります。

発生原因への対策は、そもそも不良を作らない仕組みです。治具の改良、条件の見直し、材料の変更など。

流出原因への対策は、作ってしまったものを外に出さない仕組みです。検査の追加、自動判定の導入、限度見本の整備など。両方の対策を書かないと、報告書として不十分です。

なぜなぜを、人で止めない

「作業者が確認しなかった」で止まる報告書は、対策が教育になります。もう一段掘ってください。

なぜ確認しなかったのか。確認する手順が決まっていなかったのか、確認しづらい配置だったのか、時間がなかったのか。仕組みの側に原因が見つかると、対策が具体的になります。

対策の効果は、期限を決めて確認します。「○月○日から○月○日までの○ロットで不良0件を確認」という形で、数字で示してください。

関連するテンプレート