製造業向け 検査成績書テンプレート
検査成績書は、作った製品が規格どおりであることを示す書類です。取引先へ製品と一緒に提出することが多く、社外に出る書類でもあります。
様式は取引先から指定される場合もあれば、自社で用意する場合もあります。指定がない場合は、品番・ロット・検査項目・規格値・実測値・判定という並びが広く使われています。
このテンプレートは、その並びに加えて、使用した測定器と校正の状態を書ける形にしたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 製品と一緒に提出する成績書を整えたい方
- 測定器の校正状態まで示したい方
- 材料ロットまでたどれる形にしたい方
どのような場面で使いますか
出荷のロットごとに作成します。取引先の指定様式がある場合は、社内の控えとして併用する形になります。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 品名
- 品番
- 注文番号
- 製造ロット番号
- 数量
- 製造日
- 材料
- 材料ロット番号
- 検査方式
- 抜き取りの根拠
- 検査項目1
- 規格
- 実測値1
- 判定1
- 検査項目2
- 実測値2
- 判定2
- 検査項目3
- 実測値3
- 判定3
- 検査項目4
- 実測値4
- 判定4
- 検査項目5
- 実測値5
- 判定5
- 使用測定器1
- 校正期限
- 使用測定器2
- 使用測定器3
- 総合判定
- 検査員
- 承認
- 承認日
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 検査成績書 【記入例】 | |||
| 提出先 | ○○重工業株式会社 調達部 | ||
| 発行日 | 2026年8月14日 | ||
| 項目 | 記入欄 | 項目 | 記入欄 |
| 品名 | シャフト | 品番 | SH-20 |
| 注文番号 | PO-2026-08-115 | 製造ロット番号 | L260812-3 |
| 数量 | 2,400 本 | 製造日 | 2026/8/12 |
| 材料 | S45C | 材料ロット番号 | M-260728-A |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 13 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。提出先・発行日・発行者などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
- 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
- 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
- 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
- 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
検査成績書に載せる項目
検査成績書に載せる項目は、次の4つに整理できます。
| 層 | 項目 |
|---|---|
| 何についての成績か | 品名、品番、注文番号、ロット番号、数量、製造日 |
| 何を測ったか | 検査項目、規格値、上下限 |
| 結果 | 実測値、判定、測定した個数 |
| 誰がどう測ったか | 検査員、測定器の名称と管理番号、校正期限 |
測定器の管理番号と校正期限を載せると、成績書の信頼性が上がります。数値だけが並んでいると、何で測ったかが分かりません。
検査成績書の実測値の書き方
検査成績書の実測値は、書き方によって意味が変わります。実務では、次の形が使われています。
- 抜き取った個数ぶんの実測値をすべて並べる
- 最大値・最小値・平均値を書く
- 全数検査の場合は、判定だけを書く
ポイントはここです。取引先が求めているのがどれかを、最初に確認しておくと作り直しが減ります。指定がない場合は、2つ目の形が読みやすく、紙も1枚に収まります。
検査成績書とロットの追跡
検査成績書は、あとから製品をたどるときの起点になります。客先で問題が起きたとき、どのロットで、どんな数値だったかを確認することになります。
一般には、次の情報でつないでいる工場が多くあります。
- ロット番号(製造日と設備が分かる形)
- 材料のロット番号(受入検査記録とつながる)
- 使用した設備と作業者(作業日報とつながる)
3つ目まで残しておくと、同じ条件で作った他のロットを絞り込めます。追跡の範囲が狭くなると、回収の規模も小さくなります。
検査成績書の保存
検査成績書の保存期間は、法令で一律に定められているわけではありません。取引先との取り決めや、製品の使用期間をもとに決めている工場が多くあります。
自動車や航空の分野では、長期間の保存を求められることがあります。取引基本契約書や品質保証協定書に記載がある場合は、そちらに従う形になります。
検査成績書を発行するまでの流れ
検査成績書は、発行までの流れを決めておくと出荷が滞りません。
実務では、次の順で進めている工場が多くあります。
- 最終検査で測定し、社内の検査記録に残す
- 検査記録から成績書の様式へ数値を転記する
- 検査員が内容を確認し、責任者が承認する
- 製品に添えるか、電子で送付する
2つ目の転記で間違いが入りやすくなります。検査記録の様式と成績書の項目の順番をそろえておくと、写し間違いが減ります。
承認を誰が行うかは、あらかじめ決めておく形が確実です。承認者が不在のときの代理も決めておくと、出荷が止まりません。
よくある質問
取引先の様式がある場合はどうしますか。
指定様式がある場合は、そちらで提出する形になります。社内の控えとして自社の様式を併用し、必要な項目を同じ内容で持たせている工場もあります。
全数検査の場合も実測値を書きますか。
全数の数値を載せると紙が膨大になるため、判定と代表値を書く形が一般的です。全数の記録は社内の検査記録に残し、成績書には要約を載せる形が広く使われています。