製造業向け 特性要因図シート
特性要因図は、1つの結果に対して考えられる要因を、魚の骨のような形に枝分かれさせて並べる図です。白板と付箋があれば30分で形になります。
止まるのはその後です。枝が30も40も出た状態で会議が終わり、誰も確かめに行かないまま次の不具合が来ます。
このシートは、枝を書き出す欄の右に、確かめる順を決める欄と、確かめた結果を書き戻す欄を並べたものです。図を描いた紙が、そのまま調査の記録になります。
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このテンプレートは誰向けですか
- 要因を出したあと、確かめる順まで決めたい方
- 会議で枝を出して終わりにしたくない方
- 確かめた結果を同じ紙に残したい方
どのような場面で使いますか
枝出し30分、印付け10分で使います。印は会議のその場で付けて、担当と期限まで書きます。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 大骨
- 中骨
- 小骨(確かめられる状態まで)
- 条件
- 手間
- 担当
- 期限
- 確かめた結果
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| 特性要因図シート | ||
| この表について | 特性要因図の枝を書き出し、確かめる順を決めて、結果を書き戻すためのシートです。図を描いた紙が、そのまま調査の記録になります。 | |
| シート構成 | 記入用 … パソコンで入力して使うシート(空欄) 記入例 … 書き方の見本 A4印刷用 … 印刷して手書きで使うシート。A4の1ページに収まります | |
| 使い方 | 1. 特性は、数値と対象が入った1行にします。ここが絞れていないと枝も絞れません 2. 小骨は「見に行く場所と見るものが決まる」まで下ろします。決まらなければもう1段 3. 印は会議のその場で付けます。持ち帰ると次に集まったとき誰も覚えていません 4. 確かめて違った枝も消さずに残します。消すと同じ枝をもう一度調べることになります | |
| 更新日 | 2026-09-22 | |
| 配布元 | 商い屋 製造(https://seizo.akinaiya.com) | |
| 【免責】本様式は一般的な項目を整理した参考資料です。法令で定められた様式そのものではありません。必要な記載事項・保存期間・提出先は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。実際の義務内容は所管行政庁または専門家にご確認ください。 | ||
| 特性要因図シート | |||||
| 工場・部署 | 特性(数値と対象を入れて1行で) | ||||
| 作成日・出席者 | 進め方 | ||||
| 大骨 | 中骨 | 小骨(確かめられる状態まで) | 条件 | 手間 | 担当 |
| (空欄があと15行つづきます) | |||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 製造 https://seizo.akinaiya.com (2026-09-22 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は8列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 特性要因図シート 【記入例】 | |||||
| 工場・部署 | ○○製作所 第2工場 加工課 | 特性(数値と対象を入れて1行で) | |||
| 作成日・出席者 | 2026年9月3日/加工 田村・検査 森田・生産技術 岡本 | 進め方 | |||
| 大骨 | 中骨 | 小骨(確かめられる状態まで) | 条件 | 手間 | 担当 |
| 設備 | 治具のずれ | 治具の固定ねじが緩んでいる | ◎ | ○ | 田村 |
| 設備 | 工具の摩耗 | 中ぐり工具の交換周期を超えて使っている | ◎ | ○ | 田村 |
| 材料 | ロット違い | 8/28からの材料ロットで硬さが上限寄り | ◎ | △ | 岡本 |
| 方法 | 条件の設定 | 切削条件が手順書と違う値で運転されている | ○ | ○ | 森田 |
| 人 | 交代 | 夜勤の担当が8月から交代している | ○ | ○ | 森田 |
| 測定 | 測り方 | 測定位置が人によって違う | △ | ○ | 森田 |
| 環境 | 温度 | 午後に室温が上がる時間帯に集中している | ◎ | △ | 岡本 |
| 備考 | |||||
| 条件 ◎=時期も条件も合う ○=一部合う △=不明 / 手間 ○=その場で見られる △=数日かかる / 確かめて違った枝も消さずに残す | |||||
| 商い屋 製造 https://seizo.akinaiya.com (2026-09-22 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は8列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
| 特性要因図シート | |||||
| 工場・部署 | 特性(数値と対象を入れて1行で) | ||||
| 作成日・出席者 | 進め方 | ||||
| 大骨 | 中骨 | 小骨(確かめられる状態まで) | 条件 | 手間 | 担当 |
| (空欄があと11行つづきます) | |||||
| 備考 | |||||
| 商い屋 製造 https://seizo.akinaiya.com (2026-09-22 版) | |||||
このプレビューは左から6列まで(実際は8列)を表示しています。ダウンロードするファイルには全部入っています。
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年9月22日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。工場・部署・特性(数値と対象を入れて1行で)・作成日・出席者などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
特性要因図シートの欄
このシートは、左に枝、右に確かめる段取りを置いています。
| 欄 | 中身 |
|---|---|
| 大骨 | 人・設備・材料・方法。測定と環境を足して6つにしてもよい |
| 中骨 | その中の要因 |
| 小骨 | 具体の状態。ここまで下ろすと確かめられる |
| 条件 | 今回の不具合と時期や条件が合うか |
| 手間 | その場で見られるか |
| 担当・期限・結果 | 誰がいつまでに確かめ、どうだったか |
小骨まで下ろすと、見に行く場所と見るものが決まります。中骨で止めると調べに行けません。
特性要因図は、特性の書き方で決まる
いちばん上に書く特性が、結果にあたるものです。ここがあいまいだと、出てくる枝も全部あいまいになります。
「不良が多い」ではなく「A品の内径が上限を0.03mm超える」まで絞ります。数値と対象が入った1行にできていれば、枝はほぼ自動で具体になります。
特性が絞れないときは、先にパレート図で件数を並べます。上位1件を取り出せば、それがそのまま特性になります。
特性要因図の枝は、出したあとに印を付ける
多くの現場で抜けるのがここです。枝を出しただけで会議が終わります。
条件が合っている枝に二重丸、その場で見に行ける枝に丸。2つが重なった枝から確かめます。印を付けるのは会議のその場で行い、担当と期限まで書きます。
持ち帰ると、次に集まったときには誰も図を覚えていません。枝出し30分と印付け10分を続けて取る形が回ります。
特性要因図の結果を書き戻す
確かめた枝には、日付と結果をその場で書きます。違っていた枝も消さずに残します。
消してしまうと、後から来た人が同じ枝をもう一度調べることになります。「9/3 測定、ずれ無し」の1行があるだけで、図が調査の記録に変わります。
書き終わった紙は工程ごとにまとめて残します。次に似た不具合が出たとき、前の枝がそのまま出発点になります。
枝が出てこないときは、掘る力ではなく材料が足りていません。不具合品を机に置く、発生した日の条件を横に並べる、工程を実際に歩く。どれか1つをやると、たいてい筋が1本立ちます。会議室の中だけで粘るより早く進みます。
よくある質問
大骨は4Mだけでよいのですか。
測定と環境を足して6つにする形もよく使われます。測る道具がずれていた、気温で寸法が動いたという要因は、4Mだけだと落ちやすくなります。毎回同じ並びにしておくと、図どうしを比べられます。
枝が50を超えてしまいました。
似た枝を1つにまとめます。大骨ごとに10本までが目安です。まとめるときは消すのではなく、代表の1本に寄せます。読めない図は誰も使いません。
1人で書いてもよいのですか。
もれを減らすのが目的なので、1人だと目的そのものが果たせません。現場で作業している人、後工程の人、工程を決めた人の3者が入ると、出てくる枝の数が変わります。