品質管理

製造業向け 工程能力の計算シート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年9月22日 / 全24項目

工程能力指数は、その工程が規格に対してどれだけ余裕を持って作れているかを表す数値です。取引先から提出を求められる場面があります。

数値そのものは計算で出ますが、実務で迷うのは読み方のほうです。CpとCpkは似た名前で、意味が違います。2つが離れているときは、ばらつきではなく中心のずれを直す話になります。

このシートは、測定値から平均・標準偏差・CpとCpkを出し、判定の目安と並べて見られる形にしたものです。

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ハイフンはあり・なしどちらでもかまいません。

このテンプレートは誰向けですか

  • 取引先に工程能力の数値を出す必要がある方
  • CpとCpkのどちらを直すか判断したい方
  • 計算の前に確かめることを手順にしたい方

どのような場面で使いますか

工程が安定していることを管理図で確かめてから計算します。CpとCpkは両方出します。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 規格の上限
  • 規格の下限
  • 規格の幅
  • 規格の中心
  • 片側規格かどうか
  • 取引先の指定基準
  • 測定器・管理番号
  • 校正期限
  • データの数
  • 測定した人
  • 工程は安定しているか
  • 測定位置
  • 平均
  • 標準偏差
  • 最大値
  • 最小値
  • Cp
  • Cpk
  • 判定
  • CpとCpkの差
  • 読み取り
  • 次にやること
  • 再測定の予定
  • 報告先

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

工程能力の計算シート.xlsx — 下のタブでシートを切り替えられます
工程能力の計算シート
工場・部署
製品・特性
測定期間・数
管理番号
項目記入欄項目記入欄
① 規格(図面から写す)
規格の上限規格の下限
規格の幅規格の中心
片側規格かどうか取引先の指定基準
② 測定の条件(計算の前に確かめる)
測定器・管理番号校正期限
データの数測定した人
工程は安定しているか測定位置
③ 計算(測定値から出す)
平均標準偏差
最大値最小値
CpCpk
④ 判定と次の手(目安 1.33以上=十分/1.00未満=不足)
判定CpとCpkの差
読み取り次にやること
再測定の予定報告先
計算者確認者
備考
商い屋 製造 https://seizo.akinaiya.com (2026-09-22 版)

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 13 KB
更新日2026年9月22日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。工場・部署・製品・特性・測定期間・数などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
  2. 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
  3. 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
  4. 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
  5. 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

工程能力指数のCpとCpkの違い

2つの違いは1行で言えます。

指数何を見るか
Cpばらつきの幅が、規格の幅に対してどれだけ狭いか
Cpk中心のずれも含めて、近いほうの規格までどれだけ余裕があるか

CpとCpkが離れているときは中心がずれています。ばらつきを小さくする前に、中心を規格の真ん中へ寄せる話になります。

Cpは中心のずれを見ません。そのため、Cpだけが高くてCpkが低い工程は、ばらつきは小さいのに片側の規格に寄っている状態です。

工程能力指数を出す前に確かめること

数値を出す前に、3つを確かめます。

1つ目は、工程が安定していることです。管理図で異常が出ている状態の数値は、条件がそろっていないため意味を持ちません。

2つ目は、測定の誤差が小さいことです。測る道具のばらつきが大きいと、工程のばらつきと区別がつきません。

3つ目は、データの数です。一般には十分な数の測定値を集めて計算します。数個では、たまたまの値に引きずられます。

工程能力指数の判定の目安

判定の目安として、次の値が広く使われています。

値読み方
1.67以上十分すぎる。管理を緩められる場合がある
1.33以上十分
1.00以上1.33未満やや不足。注意して見る
1.00未満不足。規格を外れる品が出る

この目安は一般的なもので、取引先から別の基準を指定される場合があります。指定があるときはそちらに合わせます。

工程能力指数が低いときにどこを直すか

Cpが低ければ、ばらつきそのものが大きいという話です。設備、治具、材料、測り方のどこかを見ます。

Cpkだけが低ければ、中心がずれています。条件を調整して中心を寄せるほうが、ばらつきを小さくするより早く効くことがあります。

どちらも低い場合は、工程を変えるか、規格そのものを取引先と相談する話になります。数値だけを上げようとして、測る場所や数え方を変えるのは避けます。

届かない間は全数検査を行うことがありますが、これは流出を止める手当てで、不良の数そのものは減りません。暫定の手当てと工程側の手を分けて記録に残しておくと、いつまで暫定を続けるかの判断ができます。手を打ったら、いつ測り直すかを同じ紙に書いておきます。

よくある質問

CpとCpkのどちらを提出するのですか。

両方を出す形が一般的です。取引先から指定がある場合はそれに合わせます。2つを並べて出すと、ばらつきの問題なのか中心のずれの問題なのかが相手にも伝わります。

片側にしか規格が無い場合はどうしますか。

上限だけ、下限だけという特性では、その片側までの余裕で計算する形になります。Cpは両側の幅を使うため出せません。指定の計算方法がある場合は、取引先の基準に合わせます。

工程能力が足りない場合、全数検査でよいのですか。

当面の手当てとしては行われますが、検査を増やしても不良の数そのものは減りません。見つかる数が増えるだけです。工程側に手を打つまでの暫定として位置づけると、話が整理できます。

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